窓の動きが悪くなり、「ガタつく」「重くて開かない」「途中で引っかかる」といった症状が起きると、毎日の暮らしに小さなストレスが積み重なります。さらに放置するとサッシのゆがみや部品破損が進み、ガラスの落下や開閉不能といった危険な状態に発展することもあります。ここでは、窓の動きが悪くなる主な原因と、根本から改善できるリフォーム方法をご紹介します。
まず多い原因がサッシの経年劣化です。アルミサッシは長年の使用でわずかに歪みが発生し、レールの摩耗も進みます。これによって窓が水平に動かなくなり、重さや引っかかりを感じるようになります。また、戸車（とぐるま）の劣化も大きな原因のひとつ。戸車は窓を滑らかに動かす部品ですが、摩耗すると動きが重くなり、最終的には窓が動かなくなることもあります。まずは今使っている窓の戸車の部品がまだ手に入るかどうかを確認します。部品が残っていれば、戸車を新しいものに交換するだけで動きがグッと軽くなることが多いです。ちなみに窓の戸車（とぐるま）の耐用年数は10～20年程度が目安です。
さらに、レールの汚れや砂・埃の蓄積も見逃せません。特に戸建て住宅では風雨にさらされるため、レールに細かい砂が入り込み、戸車との摩擦が増えることで開閉が重くなります。また木造住宅では、建物のコンディション変化によるゆがみが窓に影響し、戸車だけを交換しても改善しないケースもあります。また、部品が販売取扱が終了しているケースもあります。
動きが悪くなった窓の改善方法として、まず軽微な症状であれば戸車交換やレール調整で改善することがあります。しかし、サッシ全体が歪んでいる場合やガタつきが大きい場合は、部分修理では再発しやすく、根本改善になりません。
そこでおすすめなのが、窓リフォームによる根本的な改善です。
特に人気なのが「カバー工法による窓交換」。壁を壊さず既存枠の上から新しい窓枠を取り付けるため、1日で工事が終わり、動きのスムーズさだけでなく断熱性・防音性・防犯性も一気に向上します。
窓の動きが悪い症状は放置すると悪化し、修理費も高額になりがちです。
早めに専門業者へ相談し、症状に合った最適なリフォーム方法を選ぶことが、快適で安全な住まいを保つポイントです。
お家の状態によって最適な方法が変わるので、まずは気軽にご相談くださいね。
